最初、お客様からのご要望は、「家の中が前の道から丸見えでこまる。カーテンをすると暗いし・・・、プライバシーを確保しながら明るく開放的したいのだけど・・・。」 そこで正面にコンクリート打ち放しの壁を新設するという手法を試みてみました。ただ採光を妨げないように家から壁までの距離や高さなどを十分に検討し、また閉鎖的にならないよう木格子を部分的に配置し、通風の確保と意匠性(デザイン性)も考慮しています。ファサード(家の正面)の雰囲気が以前に比べてとてもクールなものになりました。
内部はプライベートな多目的スペースとして。外玄関の扉は木格子引き戸。